【五井平和賞受賞記念 11月27日 東京都】『幸せの経済学』上映&トークイベント

| 水曜日, 9月 26th, 2012 | No Comments »

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【五井平和賞受賞記念 11月27日 東京都】
ドキュメンタリー映画『幸せの経済学』上映 と
ヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんと加藤登紀子さんが対談!

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こちらのイベントは満席となりました。キャンセル待ちは受け付けていません。

ドキュメンタリー映画『幸せの経済学』の監督、ヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんが、2012年度「五井平和賞」しました。

五井平和財団では「五井平和賞」を設け、教育・科学・文化・芸術等の分野から、地球と人類の未来に真の平和と調和をもたらす上で顕著な功績があり、『生命憲章』の理念原則と同じ方向性を持つ個人や団体を顕彰しています。ヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんの、長年のローカリゼーション運動が高く評価されたのです。

2011年5月に公開されたドキュメンタリー映画『幸せの経済学』は、人々を分断し、環境を汚染する行き過ぎたグローバリゼーションが引き起こした問題への解決の糸口として、ローカリゼーション(地域化)を提案していきます。地域の力を取り戻すローカリゼーションの促進が、切り離されてしまった人と人、人と自然とのつながりを取り戻し、地域社会の絆を強めていくと説いていきます。

五井平和賞受賞を記念して『幸せの経済学』の上映とヘレナ・ノーバーグ=ホッジさん講演を11月27日(火)東京大学で開催します。また、対談・特別ゲストとして加藤登紀子さんもいらっしゃいます。

どうぞ、またとない監督来日の機会にご来場ください。

※なお五井平和賞授賞式および受賞者記念講演は、11月25日(日)に開催される2012年度五井平和財団フォーラムにおいて行われます。
(会場 東京・銀座ブロッサムホール)

<イベント概要> ※要事前申込み

【日時】2012年11月27日(火)19時から21時10分(18時30分開場)
【参加費】2,000円 ※料金は当日お支払いください。
【場所】東京大学 情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター
    東京都文京区本郷7-3-1
【主催】ユナイテッドピープル
【協力】五井平和財団、孝道山、見樹院、寿光院、NPO法人 懐かしい未来、
    ナマケモノ倶楽部、日本元気塾有志、ジュレー・ラダック
【募集人数】150人

【プログラム】
18:30 開場・受付開始
19:00 映画『幸せの経済学』上映 68分
20:10 ヘレナ・ノーバーグ=ホッジさん講演/加藤登紀子さんとの対談
21:10 クロージング

▼お申込み▼
https://ssl.kokucheese.com/event/entry/54797/

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映画『幸せの経済学』について http://www.shiawaseno.net/
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あなたは、「豊かさ」をどんなものさしではかりますか?
お金を持っていることでしょうか。便利で、快適な暮らしを送ることでしょうか。

-ラダックに迫る近代化の波 -

急速なスピードで世界的に広がった近代化の波は、30年前まで外国人立入禁止
地域だったヒマラヤの辺境ラダックにも押し寄せていました。西欧の消費文化
はあっという間に彼らの伝統的な生活スタイルを一変させ、自然との関わりを
切り離し、人との繋がりを希薄化させることにより、彼らのアイデンティティ
ーや伝統文化の誇りまでも奪っていきました。その証拠に、昔はいきいきと目
を輝かせて暮らしていたラダックの人びとが、10年後には「(欧米文化に比べ)
私たちは何も持っていない、貧しいんだ。支援が必要だ」と訴えるようになっ
たのです。
この映画では、消費文化に翻弄されるラダックの人びとの姿をもとに、世界中
の環境活動家たちがグローバリゼーションの負の側面を指摘し、本当の豊かさ
とは何か、を説いていきます。

-答えはローカリゼーションにある-

監督のヘレナ・ノーバーグ・ホッジは、その解決の糸口として「グローバリ
ゼーション」と対極にある「ローカリゼーション」を提案していきます。
地域の力を取り戻すローカリゼーションの促進が、切り離されてしまった人と人、
人と自然とのつながりを取り戻し、地域社会の絆を強めていく、と語ります。
実際に世界では、「本当の豊かさ」を求め、持続可能で自立した暮らしを目指す
コミュニティの構築が世界的に広がりつつあります。この映画の中では、日本
の小川町での取り組みやキューバで起こったオイル・ピークについてのサステ
ナブルソリューションについても取り上げています。

 行き過ぎたグローバル経済から脱却し、持続可能で幸せな暮らしをどう作って
いくべきなのか。そのヒントは日本の伝統文化の中にもあるのではないで
しょうか。彼女はその気づきを我々に与えてくれるでしょう。

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ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ プロフィール
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スウェーデン生まれ。ISEC(International Society for Ecology and
Culture)創設者、代表。世界中に広がるローカリゼーション運動のパイオニア
で、グローバル経済がもたらす文化と農業に与える影響についての研究の
第一人者。1975年、インドのラダック地方が観光客に開放された時、最初に
入った海外からの訪問者の一人で、言語学者として、ラダック語の英語訳辞典
を制作。以来、ラダックの暮らしに魅了され、毎年ラダックで暮らすようになる。
そしてラダックで暮らす人々と共に、失われつつある文化や環境を保全する
プロジェクトLEDeG ( The Ladakh Ecological Development Group)を開始。
この活動が評価され1986年に、もう一つのノーベル賞と知られ、持続可能で
公正な地球社会実現のために斬新で重要な貢献をした人々に与えられるライト・
ライブリフッド賞を1986年に受賞。ダライ・ラマ法王の訪問も受けている。
著書「ラダック懐かしい未来(Ancient Futures)」は日本語を含む40の言語に
翻訳され、世界各国で高い評価を得ている。
* ISEC: http://www.isec.org.uk/

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