監督プロフィール

helena<ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ( Helena Norberg-Hodge )>

スウェーデン生まれ。ISEC(International Society for Ecology and Culture)創設者、代表。世界中に広がるローカリゼーション運動のパイオニアで、グローバル経済がもたらす文化と農業に与える影響についての研究の第一人者。1975年、インドのラダック地方が観光客に開放された時、最初に入った海外からの訪問者の一人で、言語学者として、ラダック語の英語訳辞典を制作。以来、ラダックの暮らしに魅了され、毎年ラダックで暮らすようになる。そしてラダックで暮らす人々と共に、失われつつある文化や環境を保全するプロジェクトLEDeG ( The Ladakh Ecological Development Group)を開始。この活動が評価され1986年に、もう一つのノーベル賞と知られ、持続可能で公正な地球社会実現のために斬新で重要な貢献をした人々に与えられるライト・ライブリフッド賞を1986年に受賞。ダライ・ラマ法王の訪問も受けている。著書「ラダック懐かしい未来(Ancient Futures)」は日本語を含む40の言語に翻訳され、世界各国で高い評価を得ている。
* ISEC: http://www.isec.org.uk/

 

<スティーブン・ゴーリック>
ISECのUSプログラムディレクターでもあり、スターリングカレッジの助教授。ローカリゼーションについて教えるとともに、各地で講演を行っている。家族と一緒に小規模の有機農場も経営。1998年に出版された本「Small is Beautiful, Big is Subsidized」の著者。その仕事ぶりは、環境問題やサステナブルをテーマにした雑誌「The Ecologist」、「Resurgence magazines」に取り上げられている。

 

 

 

<ジョン・ページ>
ヘレナの前作品である映画「懐かしい未来(Ancient Futures)」、ショートドキュメンタリー「The Future of Progress」のプロデューサー兼ディレクター。弁護士でもあり、10年以上、ラダックプロジェクトの技術的・文化的なプログラムのコーディネートを担当してきた。発展とグローバリゼーションに関する彼の記事は、世界的に有名な環境雑誌「The Ecologist」にも掲載。現在、ISECでプログラムディレクターを務めている。